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2016.12.14

>Saitama Triennale2016: 満員御礼

皆様
最終日、ご足労頂き誠にありがとうございました‼️

私には大変嬉しく感謝で一杯ですが、
TV局、公式プレス、ドキュメンタリー制作担当が1日同時に入り乱れ
長蛇の列も中々縮まらず更にそれを撮る方々がおり 笑 随分皆様をお待たせしてしまいました。
最後までお世話になったNHK、JCOMさん。年末年始、両局特番をお楽しみに。また告知いたします。

トリエンナーレ第一回、周知に苦戦という事実は私の会場では初めから無縁、毎週末、土日で平均悠に400人から500人を超える盛況でした。

このような状況の中、
観客の皆様に展示にご参加頂き心からお礼を申し上げます。

-毎日制作を公開する日々
さいたま市民の方々、サポーター、観客の熱いご声援がなければプロジェクトを成功することは出来ませんでした。制作にストレスは全くありませんがそれ以外で時に涙の出るような事も多発し、その度に振り向くと真剣に作品を見るが故に仁王立ちして立ちすくんでいる高校生や観客の方々を見てはっ、と我に返ったものです。

そして、最後までご声援頂いた、さいたま市長、区長をはじめ議員、役人の皆様本当にありがとうございました。どなたか最終日市長とのツーショットください 泣

芹沢さんや、プロジェクトディレクター達、PRはじめコスチューム辻本真衣さん、撮影に当たって下さった皆様、スタッフには最早言葉にならない感謝で一杯です。

-この展示会において、
私は10代の若者の事を考えずっと創っておりました。無料という事で賛否両論に分かれたようですが、教育という視点から見て私は大正解だったと考えております。
未来を創るのは若者、人生で初めて見るものには本物に触れて欲しい。どんなに才能や能力があっても、腐ったものを見続ければ本人の意志とは相反し審美眼が腐ります。そのため私は本気でした。
10代の頃、私は文化に飢えておりました。
歩いても、歩いても、ない。あの頃、歩いて行ける距離にある、さいたまトリエンナーレのような国際芸術祭がもしあったら!
しかもお小遣いをせがまなくても自分の意志で何度でもアクセス出来るのです。
教育は貧富の差なく、エリートだけでなく万人に開かれるべきです。

-日本の知識層
業界外の世界的に高水準の彼等がいかに審美眼が鋭く、本質を見抜いている事か。
芹沢さんにとっても、私にとっても、
このような一見作品の構造体こそシンプルなものの複雑化した内容で精神性が強く、紐を解くと全く新しいかたちの表現ですが、これを分かりやすい、誰もが感覚で理解出来るレベルに押し上げなければいけなかった。それは、一切を誤魔化さず、全身全霊で良い作品を創るという事です。しかし、そんな私の心配はよそに、彼等の発することばの素晴らしいこと。私は感嘆しておりました。
日本人には、エンターテイメントを見せておけばよいと誰が言ったか。探しても無いから仕方なく迎合しているという事が大多数の意見である事実を知って欲しい。

日本で初めての国際芸術祭への参加、
日本人の感性はやはり鋭いと確信した瞬間でした。

長くなりました。
写真は、お客様から頂いた写真、手紙達の一部、ヌゥ君ぬいぐるみは市長より。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

MOMOKO SUZUKI

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