アンタイトルド・ドローイング・プロジェクト

ʻAffirming that the Universe resembles nothing and is only formless amounts to saying that the universe is something like a spider or spit (Georges Bataille).ʼ

あらゆるものが形のない宇宙のようであると肯定するように、Untitled Drawing Projectは、建築物の一部に現れては、何もない空間に帰るように姿を消してゆきます。このドローイング・プロジェクトはパフォーマンスとして、「かたちのない宇宙」をテーマに一つのイージから別のイメージへ、建築物から建築物へとトランスフォームし続けます。このことは宇宙の壮大な生命の生と死のサイクルを表し、制作プロセスの全貌を公開するとともに、最終的に通常上から白く塗られるか、建物ごと壊されます。

時間が存在する限り、あらゆるものは永遠ではありません。「死」という事実、絶え間なく変化する時間の中で「なってゆく」ことを肯定することからこのプロジェクトは始まり、題名とマニュフェストを掲げないことにより、作品定義することそのものを放棄します。このプロジェクトは永久に未完であると同時に、変化していく時間と空間、そしてそこに存在する全ての人々とその果てしない歓喜、深い絶望、官能の間で揺れ動く人生そのものが作品であり、建築物の歴史・経験の一部としてエントロピーの過程を刻々と空間に刻み続けます。